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2010/03/08

冷凍みかんのような

寒の戻り
ほころぶ蕾がひきしまる
許した気持が淋しがる

覚えてる?
冷凍みかん
冷たくて
シャリシャリで
甘酸っぱくて

給食で食べた同じ世代の
あなたと私
満開の桜の下で
二人長く話していたよね
嘘はなかったけれど
あなたの髪のしなやかさを羨ましくも
儚く思っていた

もうすぐあの時と同じ
満開の桜の頃になるよ

今日は寒の戻り
あの満開の桜の下は切なすぎて
満開のまま

散った桜は綺麗じゃないと
乱暴に言い放ったあなたの
迷いのない正直さに散れずにいた

あれから欲張りな大人になり
いい加減な綱渡り
都合のいい言い訳でバランスをとるのなら
誰かを傷つけてしまわぬように
迷いなく騙してくれるほうがいい

今日は寒の戻り
そうだ
冷凍みかんを食べよう
みかんがシャリシャリ
春がシャリシャリ
冷たくて
甘酸っぱい

春よ 早く来い

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