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2011/12/18

来年の桜

友達のケアマネさんを、認知症の父の所へ案内した。

父が認知症になって、初めて会わせた友人。

私を娘だとも理解できない父との関係の中で、

三人で涙が出るほどおかしくて笑いあった時間になった。

介護士と、介護される人というだけの関係ではない、

とても曖昧で、どの形にも当てはまらないけれど、笑いあえた。

人はどんな状況にあっても、人と関わりながら、世界を作ってゆけるのですね。

父は余命六カ月を宣告されて、早くも一年過ぎました。

抗がん剤も手術も食事療法もしていません。

薬嫌い、病院嫌いだったから。 

あんなに動き回れる、笑えるほど元気。

この生命力は私に受け継がれているかしらん??


 お父さん、来年の桜、見ようね。


Fuji

熊本県  菊池渓谷 寄り添い生きる藤の木


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