来年の桜
友達のケアマネさんを、認知症の父の所へ案内した。
父が認知症になって、初めて会わせた友人。
私を娘だとも理解できない父との関係の中で、
三人で涙が出るほどおかしくて笑いあった時間になった。
介護士と、介護される人というだけの関係ではない、
とても曖昧で、どの形にも当てはまらないけれど、笑いあえた。
人はどんな状況にあっても、人と関わりながら、世界を作ってゆけるのですね。
父は余命六カ月を宣告されて、早くも一年過ぎました。
抗がん剤も手術も食事療法もしていません。
薬嫌い、病院嫌いだったから。
あんなに動き回れる、笑えるほど元気。
この生命力は私に受け継がれているかしらん??
お父さん、来年の桜、見ようね。
熊本県 菊池渓谷 寄り添い生きる藤の木
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