はるならい(春北風)
春が春の習い
あなたがあなたの習い
羽ばたく習いのように
さえずる習いのように
真剣なのに
どこか笑ってしまうのは
見守る思い
春が春の習い
私が私の習い
春なのに寒いように
過ぎ去った風が戻るように
うれしいのに
どこか寂しく思うのは
手放す思い
子供たちよ
だいじょうぶ
見知らぬ土地が
慣れない人が
大切に思えるまで
呆れるほど親バカでいよう
だいじょうぶ
振り返るのを忘れるまで
見ていてあげる
忘れるまで
見ていてあげる
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