特別展『美のワンダーランド 十五人の京絵師』
特別展『美のワンダーランド 十五人の京絵師』へ行ってきました。
前半と後半期間があり、内容はほとんど入れ替わるとのことで、
私は後半期間に行った事になります。
前半のも見たかったです。
国宝 楼閣山水図屏風(ろうかくさんすいずびょうぶ)
池大雅(いけのたいが) 筆
これは前半の展示で、国宝を見逃しました。
これは与謝蕪村の作品です。与謝蕪村が絵も描いていた事を初めて知りました。
雲龍図屏風(うんりゅうずびょうぶ)
円山応挙(まるやまおうきょ) 筆
これも前半展示なので、実物は見てないのですが、
今回、この方の絵が好きになりました。
円山応挙の後半展示の絵・・・見ていて、屏風から鹿が飛び出てきそうな感じでした。
鹿から、ジッーーーと見られている感じ。
この目線と、細かなタッチは魅力です。
仙人掌群鶏図 (さぼてんぐんけいず)
そして、私が大好きな伊藤若冲。でもこれも前半展示で、実物は見れませんでした。
若冲といえば、鶏の絵ですね
群鶏図障壁画 … 伊藤若冲
私が見たのはこちら。墨のみで描かれたもの。
墨だけの一色ですが、濃淡だけで迫力を感じました。さすが若冲です。
石燈篭図屏風 … 伊藤若冲
若冲といえば鶏、という先入観があったので、この絵はとても新鮮でした。
しかも、橋と燈篭だけですが、点描です。
近くて見ると、細かな点描が見えて、それも凄さを感じるのですが、
これを少し離れて全面を見た時、なんだか夕焼けの風景の中にいるような気持ちになりました。
若冲が、一つ一つの点の筆を置くたびに、何を思いながら置いたのでしょう。
私達が夕焼けの風景を見る時に思うことと同じかもしれないな・・・とそんなことを感じながら、
しばらく見とれてしまいました。
この絵の前から、離れたくない気持ちになりました。
今回の特別展『美のワンダーランド 十五人の京絵師』後半展示の、
私のお勧めはこの絵です。
※写真の使用は「九州国立博物館」から 提供をうけました。
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