2008/12/21

最後の出会い

ずっと貴方の事覚えていましたよ
名前を覚えていましたよ

一世紀近く生きてこられた方が亡くなり
ご家族から伝えられた言葉でした

自宅でのターミナル
とても短い期間の介護でした

私は髪を切り、短くしたばかりで
自己紹介のとき「金太郎みたいな人」とケアマネから紹介され
その方はベットで笑ってありました
ばあちゃん、久々に笑ったね
お孫さんがそう言われて、
「よかった」笑ってくれて「よかった」と思っていました。

暫く私の手を握り、離さなかった。
私も握り返した。
そして互いにそのまま振り合った。
残された少しの力を感じてました。


保育士の人ともよく話すのですが、
保育士は「人生最初の他人の出会いだけど、介護士は人生最後の出会いですね」と
言われた時、ちょっと身震いしたことを思い出した。

私の名前と、「金太郎みたいな人」という私を覚えてくれていた
そしてそのまま逝かれてしまった
最後の出会い

最後の出会い  という言葉だけが私の中で繰り返された

一生のうちのほんのわずか、刻まれた一行くらいの出会い。

ありがとうございました。私を覚えてくれてありがとうございました。


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2008/12/08

無駄な抵抗


強がって
恨むことにした
数分後には
どうしているかしらと
涙が出た

センチになって
悲しむ事にした
数分後には
ぬくもりを思い出して
幸せな気分

背伸びして
高みを目指した
数分後には
ずっと傍にいたいと
子供になった

じたばたしてる
いや
じたばたしたい

この思いを味わいたい
私そのものだから

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2008/11/22

おまもり

祈るしぐさを重ねて
手中にできる空間は
年月も
距離も
すべてを超えて
あなたへの思いだけ

シンプルでありたい
装飾もつけずに
思いだけで
祈っていられますように

そのことが
あなたを
守ってくれる

あなたの大切なことを
守ってくれる

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2008/08/28

蝉の抜け殻

秋の肌触りのする風が吹いていた
時間待ちをしていた。
大きな椿の木があって
下を覗き込んだら
蝉の抜け殻が鈴なりになっていた
優しくなった陽射しに反射しながら
触れるとカサカサゆれて
夏への旅立ちの跡って感じがしていた

でもその中に少し色が濃く重たそうな抜け殻があった

それは抜け殻ではなかった
抜けきれなかった
蝉の骸だった
背中はばっかりと割れていたけれど
少し背がこんもりとでていたけれど
羽は出る事はなかった
そのままの姿で硬くぶら下がっていた

雨で冷えたのかな
力がなかったのかな
そんなことを思いながら

私の中の抜けきれなかった骸が
ゆらゆらと揺れた。

もうすぐ秋が来るよ
葉も落ちて
土へかえって

もうすぐ秋が来るよ
重さも硬さもなくなって

もういちど
夢みよう

あの空の

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2008/08/10

前世

前世
オーラとか前世とか、そんな事が流行り始めての昨今。
私もとある有名な方とお逢いできまして、
見ていただきました。

私の前世はずっと男だったらしいです。
今回初めて女に生まれた。
前世はお武家様。それも身分も高い方で、今でいう官僚だったようです。

だから、現世の私は女になりきれてなく、時々男が出てしまう。
なんでも自分でしてしまう。人に頼らない、人にお願いするなんてもっての他。
怖いのに怖いといわず、大変なのに大変といわず、全部自分で背負い込む。

前世とかオーラとか、そんなことはわからないけれど、
ただ・・・「人にもっと手伝ってもらっていいんですよ。一人でしなくてもいい
んですよ。できない・・・って言っていいんでよ。もっと甘えていいんですよ」
「私を手伝って・・・助けて・・・といわれるのは負担でなく、喜びの事でも
あるんですよ。」と言われたとき、ふわぁっと涙がこぼれた。

私・・・まだ甘え下手だったんだなぁ・・・。まだ手伝って・・・助けてを
十分に言えてなかったんだなぁと感じました。

現世で女の修行したら来世はいい女になるよ・・・と笑われて、
えっ? 今はいい女じゃないんのぉ〜(・_*)\ペチ

朱は魔よけ・・・鈴の音は神聖なものを呼び寄せるとか・・・
日田は豆田町 手作りのストラップ。
今日巡りあえた一品。

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2008/08/07

かなかな

また明け方と夕暮れになきだしたカナカナ

夏の初め頃と終わり頃の同じサイクルになった

そのうち やじろべえが傾くように季節はかわっていく

今日は立秋。

季節はめぐるのに

暑さに耐えて空を見上げています

ホームページの詩のタグ打ちをマイペースでやっています。

少しづつ詩集の更新。

帰宅すれば家の事をして寝るだけの生活の中の

少しの時間

そういえば以前はよく更新していたな・・・と以前のHPを見ながら思います。

何かを探すように言葉を綴っていたような・・・

いまと少し違う懐かしい私がそこにいました。

かなかな・・・少しは前進したのかな・・・そんなこと言ってるうちはまだかな

カナカナ

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2008/06/07

ゴテチャ

Image067a

通勤帰りに、ここ一週間ほど楽しませてくれる花。ゴテチャ。
広い畑にこの一列のみ咲いています。
君、君、貫いているかい? 色鮮やかな一本の帯に引き締められて車を走らせます。

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2008/06/01

時計草

毎年この季節にみかける花です。美しいとは別の不思議さを感じます。問いかけられているようで、思わず足を止めます。
時計の針のような雌しべ?を廻して進めたいような戻したいような・・・もう今年も半年の折り返しになりました。
そうそう、蛍を今年も見れました。お陰で風邪をひいてしまいました。
寝込んだ週末です。(^^;;

生存確認のために復活のブログです。

Time_3

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2007/06/05

執着

手放そう
うーんと
手放そう
少し遠くに離れるんだ
さよならじゃない
心地いいところまで離れるんだ
楽になって
笑っていられるまで
だから
手放そう
さよならじゃない

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2007/06/03

リニュアール

とりあえず表紙をなんとか・・・
玄関の掃除をした気分です。

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2006/10/31

もう秋は深まりて


風のように時がすぎ
なくしたもの
気づいたもの
それでも秋は深まりて
満開のコスモスゆれる

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2006/06/22

お知らせ

実家の父が緊急入院し、緊急手術をし、
今ICUに入っています。取り急ぎお知らせまで

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2006/06/09

 
 今年は蛍が多い
 私としてはとてもうれしい

 毎年見に行く場所
 夜の暗闇の中
 何組かの親子
 子供たちの声がする
 「ほたるっ ほたるだぁ~」

 子供に見せてあげたいと思った親心
 その願いの分だけ
 飛んでいるといい
 もっと
 もっと
 灯るといい

 信じたい
 今年も飛んでいるって
 これからも
 灯っていると
 信じたい

 信じたいと思う分だけまた灯ればいい

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2006/06/06

やっと

 
 介護福祉士試験の実技講習

 一日10時間もの講習を四日間
最終日に試験があり なんとか
合格しました~♪

少し一息
あとは筆記試験のみ。


しかし、福岡は九州では恵まれてる土地だなぁって思いました。
遠くは 長崎 佐世保、壱岐からこの講習を受けに来ていました。

筆記試験も、九州は福岡しか試験会場がないとのこと。
不平等だなって思います。

ひとつの目的に いろんなところから集まった人たち

これもご縁でしたね

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2006/06/03

夢日記

風邪をひいて
夜勤の明けの休み
一日中夢うつつだった
熱もあったから
どこをさまよったのか


私は初恋の人と並んで席に座っていた
彼はもうしっかりいいおじさんになっていた
どうやら子供のお遊戯会
「あれが俺の息子なんだ」と彼は言う
「大きくなったねぇ」
「この前さ、中国に連れて行ってやったんだ」
「それは凄い、いい経験、いい思い出になったね」
「ああ・・・あいつ凄く喜んでさ」
彼の横顔はとても幸せそうだった

でも私たちは喪服を着ていた
そこにいたすべての人が喪服
そして座席は冷蔵庫を横に倒したもの
私たちはみんなその上に座っていて
席を立つとき その冷蔵庫の扉を開けたりして
中は空っぽ
それを確かめて退場するのだった


私の初恋の人
ずっと好きだった
何年も何年も
会わなくなっても
好きだった
彼と出会ったことは私の大きな転機で
今の私があるのも
彼の影響が大きい

やっと卒業できたのかもしれない
彼に対する届かなかった思いとか
願いとか
こんな年になってやっと・・・
かなり可笑しいし恥ずかしい

でも幸せそうでよかった

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2006/06/01

キアゲハ

キアゲハ

我が家のパセリ苗に、
キアゲハの幼虫発見
ぷよぷよプクプクと
よく太っています
パセリはこのキアゲハの為に
植えたようなものになりました

楽しみ♪

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2006/05/31

アクロス福岡

アクロス福岡

市役所の近くにある建物
ビルと木々が共にある
そんな感じがして
好きな建物です。

街の夕暮れ時
華やかな夜の前の
たたずまいに
暫く足をとめました。

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2006/05/29

大波小波


人は大波ばかり待っている
毎日小波
歩かない足元
砂をさらって
立てなくなるよ

人は大波ばかり待っている
営む小波
海の歌
刻む貝の横助
辿る思い出の針

人は大波ばかり待っている
約束夕日
海の中の夜
ぷちぷちつぶやく
白い白い波の泡

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2006/05/25

怖い夢を見た
今お世話させて頂いてる
パーキンソンの方の夢だった

まだ五十代前半なのに
体の硬直があり
一つ一つの動作にかなりの痛みを伴う

自力では移動も食事も排泄もできない

夢の中で
その方は真っ白な髪
顔も真っ白に近かった
「うー」と唸りながら
物凄い形相で
物凄い勢いで走って
私のほうへと向かってくる夢だった

夜中に汗をかいて目が覚めた


きっと
何もしてあげられてないんだ
痛みも
してほしいことも
したいことも
何もかなえて
あげられてない

医療も及ばないところ

でも必死に生きてる
「おはよう」って声をかけたら
引きつりながらも
にっこり笑ってくれる

もし私がこんな身の上だったら
笑っていられない

あなたの笑顔には参ります


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2006/05/20

どくだみ(十薬)

 
雨上がりの午後
夏の種が芽吹く
光の中で
濃緑のハートに
十字の白い花

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2006/05/18

薄葉の季節

薄葉の季節

ほんの少しの
すれ違いに
どうして私は
不安でしょう

葉擦れ
木々は
さわさわと
安らぎ歌って
いるというのに

木漏れ日
きらきら
微笑んで
いるというに

嫌いと言葉を編んでは
寂しくなって
あなたと同じと
ほどいている

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2006/05/16

くたくたの


くたくたで
ふらふらで
なんとか
らしく
どうやらかたち
これでいいかな
なんとかいいかな
きょうがおわる
きょうのわたしが
なんとかおわる

ふとんよ
まってて
いまとぴこむよ
ふんわり
ぬくぬく
つつんでね
あしたのわたし
ここから
めざめる

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2006/05/15

喜ぶ顔


 いつも しかめっ面
口を開けば文句ばかり
話しかけると しゃーしか!(うるさい)

高度難聴のTさん。

鳥の囀り聞こえません
風の渡る音聞こえません
海のさざ波聞こえません

愛する息子の声聞こえません
可愛くて仕方ない孫の声聞こえません

無音の中で
記憶を繋いで
日々を暮らします

先日風邪をひいて
高熱が続きました
ようやく元気になられて
ホッとしましたが
前にもまして
笑顔がみれません

久々美容室にお誘いしました。
無言のままついて来られて
「短くして! }と一言のみ

カットしてる間も無言で
しかめっ面で

終わって鏡を覗くと
にっこり
「すっきりしたね」と問われたので
「えぇ、すっきりしました」と書くと
また
にっこり

ねぇねぇ
今日はTさん笑ったよ
よかったねえ
と喜びあった

喜ぶ顔が見たいのです
どんなときも
年齢も
認知症も
難聴も
関係ないところで
喜ぶ顔がみたいのです

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2006/05/11

風

 久々に海ノ中道海浜公園へと出かけた。
以前同僚だった人たちと・・・。
もうそれぞれがそれぞれの道を歩いていた。
年齢もさまざまで、環境もさまざまで、
数ヶ月前まで一緒に働いていた仲間だった。

暑くもなく寒くもなく、穏やかな一日だった。
他愛もないことで笑った。
風が吹いてた
草花が揺れてた
時間がやさしく流れてた

この公園は私にとってそんな場所。
二十年も前にできた公園で、
開園したばかりの頃も出かけたことがある

あの時もこんな風だった
あの時一緒だった人は今はどうしてるだろう。
あの時間を共有したあの人
元気かな

きっとまた思い出す
今日の日のこと
願いと思いと共に・・・
笑い声を
他愛もない事を
穏やかな日をありがとう

そしてまたそれぞれの明日が来るんだね

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2006/05/07

青海島には鯨墓がある。
捕鯨が盛んだった昔、
捕った鯨から出てきた胎児を悼み
埋葬し、今も回会を行っている。
そんな土地柄が、「大漁」
という詩と重なります。

みすずさんのお墓もありました

とても写真を撮る気にはなれませんでした。

みすずさんの詩は確かに羽が生えて
天使になってると思います。
そんな事を墓前の前で
呟きました。

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2006/05/04

みすず

みすず

この二階の部屋で
詩を書いてたらしい

この近所の家の軒下には
手づくりのプレートに
みすずの詩を書いて
下げてある

燕の囀りと
鳶の声と
波の音

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2006/05/03

青海島

青海島

山口県 仙崎 青海島
からの夕日

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2006/04/30

おいでなさい

おいでなさい

車椅子を押して
散歩にでかけた
90歳のおばあちゃん
久々の散歩
いい天気に上機嫌
道端の花に
「おいでなさい
って咲いとうねぇ」

私の詩の師匠です

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2006/04/29

黄砂

墓参りをした
墓石に黄砂がうっすらと積もっていた

同じ敷地内には藤の花が咲いて
たくさんの蜂の羽音がした

墓地を囲む山に
新緑が目立ち始めて
野鳥の声がする
主の判らぬ
それでも心が透き通ってゆくような声

空は花曇
光りは届く

早くも
蝉の声を確かに聞いた
ジージー蝉
もう目覚めたか

義母や義父が眠っているのか
私が眠っているのか
初夏の晩春のはざまに
揺れてた

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2006/04/13

ツバメ


数羽のツバメ
水面すれすれに
飛び交って
啼いている

燕尾の服が
水鏡
準備はいいね
季節が待ってる

きみの飛ぶ空は
まだかい?

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2006/04/11

花びら


フロントにも
ミラーにも
桜の花びらが
積もったまま
走る車を見た

ボデイにも
貼り付けたような
沢山の花びら

ついこの間まで
白い雪だったのに

積もる花びら
薄紅色

春の嵐がさらってゆく

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